37人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな感じだったので痛い思いも正直もうしたくないし当たり障りなく無難に高校生活をエンジョイできたらいいな…
なんて考えていましたから。
だからとりあえず見た目はなめられない程度にしておとなしく3年間過ごす計画を立てていたのだったが世の中そんなに甘くはない…
そして…
「白~」「白~」
ん? なんだ、誰かが俺を呼んでいる
ふと校舎の2Fを見上げると中学の1コ上の先輩が俺を呼んでいた。
白「あっ 先輩宜しくお願いします」
誠先輩「いいから白ちょっと上がってこい」
ゲッ… いきなり先輩の呼び出しかよ
正直、嫌な気持ちといきなり2年の階に行く恐怖を感じていた。
(あの頃は上下関係は厳しかったから)
そして誠先輩のいる場所まで行くと周りにはそりゃ気合いの入った先輩達がウヨウヨ。
ビビリながら先輩に挨拶。
誠先輩「うちの中学からは他に何人ここに入ってきてる?」
この場合の何人は中学時代グレてた人を指していた。
白「うちの中学からは俺と石ちゃんだけですね」
誠先輩「2人?」
白「はい」
曇る誠先輩の意味はどうやらこの時に他の先輩達と自分の中学の後輩自慢をしていたらしい。
ちなみにうちの中学のメインの一派はどこにも進学しなかったか普通の高校に行きごく普通の高校生になるとゆう意外なパターンだった。
そしてなんせ数の多かったこの同期生は中学では息を潜めてた連中が各校で番格になるとゆうのが多かった。
少しガッカリ気味の誠先輩ではあったが2年の人達に自分の後輩だと紹介されてしまったので何やら後戻りは出来ない雰囲気になってしまったが、誠先輩がここでみんなの前で「白、カンパ回ってきたら俺に言え。俺の中学の後輩にはそんな事はさせないから」と言ってくれたので1度もカンパが回ってくる事はなかったのと、すぐその気になる俺は「クラス位はしめちゃおうかな」なんて考えていた。
最初のコメントを投稿しよう!