1㍉の幽霊

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    コンコンコン                                ドンドンドンッ                 『おい!いるんだろ?』               しかし、部屋からの返答はない。                 『ちぇっ。留守か…』               そう呟いて引き返そうとした、その時                『… …… … ………』               部屋の中から、何か聞こえたような気がした。               慌ててドアノブを回すと、意外にも、ドアはガチャ…っと開いた。               ムッ…と鼻を突く臭気がする。               まだ、時計は午後の3時を差したばかりなのに、部屋の中は真暗だった。              『おい!何処にいるんだよ?今まで、何やって……』               …そこまで言いかけて…ギョッとしたのだ                          
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