14人が本棚に入れています
本棚に追加
『引き継いだシュライク隊の部下については、君が好きなように使えば良い。
尚、今回は市街のど真ん中であり、ロマネスクは使えん。
テロリストの仕業に仕立て上げてしまうのは簡単だが、それでも目撃者は避けられんだろう。
今回は、一般兵装での突入を命じる。
あと、今回は厄介な相手が混じっておるかもしれん。
一人こちらから戦力を派遣しよう。
命令を聞かんフリー・ランスだが、実力は確かだ。
では、戦果を期待しておるぞ』
「了解しました、ハンコック=サディントン司令。
レナード=ランサー小佐、その任、受領致します」
そして、受話器を置いた。
嫌いな人間からの命令だが、自分が軍属である以上は仕方がない。
「さて、君が派遣された助っ人かい?」
サディントンとの電話の中、ずっと後ろからレナードの事を見ていた男が居る。
「ああ、バルドロイ=クリムゾン。
テメェがあんまりひ弱だってんで、俺が出向くはめになっちまったんだぜ。
大したヤマなんだろうな?」
「そうか。
君がそうか。
なら、是非とも頑張ってくれたまえ」
「生意気だな。
テメェを後ろから殺っちまっても良いんだぜ」
「ほう、やってみたまえ。
最初のコメントを投稿しよう!