出会い

15/15
前へ
/60ページ
次へ
黒谷が立ち去った後、柚依は呆然と立ったまま、しばらく考えていた (なんで...なんで何もしてこないの....?!なんで....) いつの間にか、柚依の頬には一筋の涙が伝っていた..... 「っ柚依!!どぅしたの?三限目の授業受けなかったし!」 「....うん、ちょっとしんどくなって、保健室で休んでた」 「そっか....もぅ大丈夫??」 「うん、大丈夫だよ」 私はあの後涙が止まらなかったんだ.... 結局、次の日も次の日も私は担任に呼び出されるコトもなく、普通に学校生活を送っている 黒谷も私に何も言ってこない 分からない.....あの男が 私はその日以来、黒谷のコトが気になり始めた
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加