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黒谷が立ち去った後、柚依は呆然と立ったまま、しばらく考えていた
(なんで...なんで何もしてこないの....?!なんで....)
いつの間にか、柚依の頬には一筋の涙が伝っていた.....
「っ柚依!!どぅしたの?三限目の授業受けなかったし!」
「....うん、ちょっとしんどくなって、保健室で休んでた」
「そっか....もぅ大丈夫??」
「うん、大丈夫だよ」
私はあの後涙が止まらなかったんだ....
結局、次の日も次の日も私は担任に呼び出されるコトもなく、普通に学校生活を送っている
黒谷も私に何も言ってこない
分からない.....あの男が
私はその日以来、黒谷のコトが気になり始めた
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