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平尾「………………」
本当にこんな事に手を貸していいのか…………
人は、いずれ死ぬからこそ人生を大切にする。
しかし、この依頼は、その法則に逆らっている。
その流れを変えてしまって良いのか………
普通にはなしをするなら良いが、多分、この依頼は、墓上がりだろ
墓上がりとは、
家でやる
まず、家中の鍵という鍵を全てロックして、蝋燭一本に火をつけて、会いたい者の形見を抱きしめてベッドに転び会いたい者の生前の美しい姿を思い浮かべながらその者が墓からゆっくりとはいあがってきて自分の家のドアの前まで来たことを想像する。
これで、完了だ
しかし、この方法でもし、ドアを開けてしまったりすると、………
わかるよな?
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