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そういえば…さっきの人たちは、警察関係者みたいだったけど…
船の中で何かあったのかな。
「あれ…?」
向こうにいるのは、レストランにいた…気になってた子だ。
「こんにちは」
「……なに?僕に何か用?」
「えっ?いや、あの…」
「用がないなら行くよ」
「――あの!名前は…?」
「シュウ…深山愁だよ」
深山くんはその場を立ち去った。
「なんだよ!感じ悪いな!」
「叶多くん…」
なんだろう…胸騒ぎがする。
―――――――――――――――
神楽の部屋には幸永がいる。
甲子園の打ち合わせのためだ。
「今年の探偵甲子園では真田幸永探偵が実際に遭遇した事件を取り上げて問題にさせて頂きます」
「それは構いませんが…本当に、僕なんかでいいんですか?
他にも適任の方はいますし、僕は世界探偵連盟には所属してない…あくまで私立探偵なんです。
そんな僕でいいんでしょうか…」
「もちろん、構いませんよ。
貴方ほど支持されている方なら…それに今年の探偵甲子園の運営は私に一任されていますから…
事務局の局長としての権限です」
神楽は指を組んで笑った。
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