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「ちーっす、流夜、助っ人に来たぜ」
「ったく・・・スカイにコート取られてるから代わりのコート着てきちゃったよ」
「お疲れ様です、アクス、サン」
『アクス』と呼ばれた紅い髪、エメラルドに近い瞳で、黒いコートを着ている青年。
『サン』と呼ばれた焦げ茶の髪に青い瞳、黒いコートを着ている少年。
彼らが“助っ人”である。
「ったくよ、俺達よりよっぽどカードに詳しい奴、居る筈なのに・・・・・」
アクスがそう愚痴る。
「まぁまぁ良いじゃないですか。強い人を連れて来られるよりはマシですし」
流夜はそう言ってアクスを言い?くるめた。
「あ、そうだ。流夜」
スカイこっちに来てなかったか?コート一着取られちゃってるんだけど。
サンは少し困った様子で流夜に話しかけた。
「知りません。まだ来てませんよ」
さらり、と嘘を言っている流夜であった。
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