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ゲーム機が、UMDを読み込んでくれないのだ。おかしいな、とは思いつつ念のため中を確認する。
やはり無い。確か最後に入れたのはちょっとエッチなギャルゲーだったはず。一番のお気に入りでもあったし、無くしたとなればダメージは大きい。
落ち込み壁にもたれかかる彼の横から、彼をこんな目に遭う原因である少女の声が聞こえた。
「隼人、これは流石にエッチすぎやしないか?でもまあ、隼人が望むならこれと同じ事をするのもやぶさかではないが……」
いつの間にやら紫苑に抜き取られていたらしい。しかもかなりエッチなシーンに当たったのか、頬を赤らめている。
「………」
最早怒る気にもなれなかった。
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