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「二次元もいいが、たまには三次元もどうだ?」
「や、だから学校で誘惑されても流石にここでする勇気はないな。俺チキンだもん」
「馬鹿な事を言うな。学校だからこそ燃えるんだろう。言うなればこれこそ学園生活の醍醐味」
そんなリスキーな学園生活の醍醐味があってたまるものか。そうは思いつつも、彼にはこれ以上彼女に突っ込む気力も失せていた。
「ふふふ。まな板の上のなんとやらとはまさにこの事だな。さて、どうしてやろうかな?」
いそいそと彼の制服のベルトに手をかける紫苑。いつもならこの辺りで隼人がなにかと理由をつけてやめさせるのだが、今日に限ってはそれもなかった。
次にブレザーとワイシャツのボタンも外され、ネクタイもほどかれた。
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