プロローグ

3/3
前へ
/458ページ
次へ
「…んああ?」 紗耶香は驚いて手を引っ込めた。 「なんだよこれ!」 突然、砂の中からボコリと雑草が現れた。 校庭の片隅に突然出現した雑草に、紗耶香は少し恐怖した。 あまり勉強が得意では無い彼女にもわかる。 植物というものはこんなにも急激に成長するものではない。 …紗耶香は震える指で地面をつついてみる。 …その場所からはやはり雑草が地面を突き破り現れて、紗耶香は思わず悲鳴をあげる。 …これが、彼女の【覚醒】した瞬間だった。 .
/458ページ

最初のコメントを投稿しよう!

261人が本棚に入れています
本棚に追加