面接

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銀の扉をくぐり店の中に入った。 入ってすぐにキャッシャー、つまりレジがあり、廊下の先にはTVで見たことある、高そうなお酒がガラスのショーケースに綺麗に並べられている。 細い廊下の先には、扇形に広がる客席。 手前にはステージがあり、白を基調とした作りだ。 聡次郎「こっちやで。入り。」 と、通された部屋はいわゆるVIPルーム。 ガラス張りで、いかにも高そうなガラスのテーブルが置いてある。 聡次郎「面接入りましたー。あざーす。」 と、ふざけながら中に入る。 そこには、ブラックのスーツを着た一見ホストらしくない真面目そうな男が座っていた。 ???「初めまして。部長の一ノ瀬 秋です。」 と、丁寧な挨拶で名刺を渡された。 秋「まぁ座りなよ。」 とソファーに座った。 秋「さて、始めようか。 先ずは源氏名を決めようか。」 と、いきなり名前を決めることに。 どうしようか迷っていると、 聡次郎「よし、俺が決めたろ。 大和な!」 大和「えっ、あっ、はい!」 聡次郎「けってーい。」 秋「んーと。 嫌だったら断っていいんだよ?」 聡次郎「だって、チャラチャラした名前付けたら名前負けしそうやろ?それに大和っぽいやん。」 まぁ後者の意味は不明だが妙に大和という名前がしっくりきた。 大和「今日から大和で行きます。」 秋「じゃぁ大和。給料システムの説明するよ。」
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