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俺は大学の入学を取り下げ、就職を決めた。 順調に内定も決まり、あとはプロポーズをするだけだった。 就職が決まって3、4日経ち、俺はいづみを呼び出した。 大和「マンションの下おりてきてー。」 いづみ「わかった。」 俺は少しドキドキしながらから、いづみが下に降りてくるのを待った。 いづみ「どーしたん?」 大和「俺、大学蹴ったから。」 いづみ「えっ?」 大和「子ども出来たやろ?働いて2人守ってかなあかんやろ?」 いづみ「………」 いづみは黙っている。 大和「今すぐ結婚とか早すぎやけど、俺と結婚してくれ。」 いづみ「………」 大和「黙っとってもわからへんやん。」 俺はいづみが感動しているものだと勝手に思い込んでいた。
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