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就職も内定を蹴り、俺は服飾の専門学校へ行くことに決めた。 俺は、親父から18から25才になるまでは家に帰ってくるな。一人で生きてみろ。 と、高校に上がった時に言われた。 だから、ある程度の貯金はあった。 その金で俺はアパートを借り、新しい生活が始まった。 と、言っても専門学校へ行ったのは1ヶ月もなかった。 両親に、専門学校を辞めると伝えた。 両親は反対した。 そりゃそうだろ。 両親は真面目で、世間的に言う、超エリート。 絶対に許さないと言われた。 そんなこと聞く耳も持たずに、次の日から学校へは行かなかった。
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