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「有子~迎えに来たよ」
「ご苦労様です兎紀」
私を家まで迎えに来てくれたのは幼なじみの藤村兎紀
一言で言うならヘタレ
黒い髪の人懐っこい顔をした男の子で有子が家族意外で唯一名前で言うのを許している。
「有子また喧嘩したの?」
心配そうな眼を私に向けながら兎紀が聞く
「喧嘩はしてないし、正当防衛なので私には非はないわ。」
私は正直に言うと
「そっか~でも女の子なんだからあんまりそういうの良くないよ?」
首を傾げ私に言う。
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