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魅音 (you)
私は胸の傷
あなたに付けつぎ
ただ、迫る
痛みに膝待つく
一つの心を二人で抱き締めて
いた。
私とあなたは一つだった。
二人が一人になって
手に入れた物
それは望んでいたもの
ではなかった。
汚れた背中を這いずるのは
癒えない傷
冒した罪
もう戻れない遠い日を
追いかけても届かない
君は軽い風と太陽の下で
そう笑ってて
この暖かい場所を
守るためならば
私はなんにでも
変わってみせる。
明日を作るために
生きてるから
毎日
幸せを見つけてるよ。
あなたの手の平から伝う
三十五度の太陽で
こんなにも強く
なれるから
涙も零せない。
私は胸の傷あなたに付けつぎ
ただ迫る痛みに膝待つく
だけど季節は待って
くれないから
痛み乗り越え
明日へ
歩こう。
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