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「よし、到着」
着いた場所は近所のカラオケボックス。
由羽が前から行きたいとうるさかったので今日来ることにしていた。
「三名様で宜しいでしょうか?」
「はい」
「そちらの方は……小学生でしょうか?」
「違うよ、こうk「小学生です」
小学生の方が安いんだから変な意地を張らないで欲しい。
「畏まりました。では24番のお部屋へどうぞ」
言われた通りに24番の部屋に向かった。……少し迷った。
「近頃のカラオケは無駄に広いな」
愚痴りながら24番の部屋に入ると即座に強烈な違和感を覚えた。
あってはならないはずの……あるはずのない物がそこにはあった。
「なあ、創真」
「ああ、由徒」
「どうしたの二人とも?」
「「スキマだ……」」
俺はただひたすらに自分の目を疑った。
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