その一 荒川正也の場合

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正也はエオエルを手にして対戦開場へと進んでいく。 対戦開場は、カードゲームの対戦版のような感じだった。縦横一メートルぐらいだろう、平面な場所だ。 正也はプレイヤーの位置へ向かう。 「えっと、これがリフトか」 正也は備え付けられているイスに座ると、目の前にある赤く丸い部分にエオエルを乗せた。 参戦用リフト。対戦を行う神姫はこのリフトを通って下にあるコロシアムへと向かう。 対戦の映像は上にあるプロジェクターで立体映像されるのだ。
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