その一 荒川正也の場合

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しまった、と正也が思ったときにはすでに遅かった。 相手の背中には二本の大きなブースターがついている。 ブースターが背中についていたため、正面にいるときは気がつきにくかったのだ。 ふと気がつくと相手は拳銃を構えていた。 「エオエル!」 正也は叫ぶ。 エオエルは体を転がしてどうにか相手の攻撃を避けて建物の影へと走っていく。その後、相手の声が正也の耳に入ってきた。
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