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女の顔は前髪で見えないが奥から鋭い目がこっちを覗いている
啓司は女の目を見ないように目を伏せた
啓司がうつむいていると女が後ろから手を回してまとわりつく
見えないふりしないと…
啓司は幽霊は見えてる人につく!と本で読んだ記憶があったせいか必死で目を伏せた
女は執拗に啓司にまとわりつきく
女の顔が啓司の顔に近付いた時
キィー!
甲高い自転車のブレーキ音で啓司は振返る!
ふと女の気配が消えたのを感じた啓司はゆっくり後ろを振返った…
先程までまとわりついた女の姿は消えていた…
「どうなってんだ…?」
奮える足を手で抑えながら啓司はゆっくりと帰路へとついた
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