517人が本棚に入れています
本棚に追加
ゆっくり目を開け、少しづつ視線を上にもっていく
サンダルを履いた足が見えた…
そして俺と同じ病院の服…
肩に触れたしわがれた手…
目を閉じようとするが自然に目が向いてしまぅ!!
そして目があった瞬間俺は意識を失った…
………
目が覚めたのは朝だった
せわしなく朝食の準備をする看護婦達の足音が聞こえる
痛む体を起こし窓のカーテンを開けると柔らかい陽射しがさしてる
昨日のは誰なんだ…?
なぜあんなのが見えたんだ?
とにかくこの病院に居たくない
他に頼る人もなく別れた妻に電話して退院の手続きをして貰う事にする
引きだしに閉まってあった携帯を取り出す
事故のせいか、画面にヒビが入っていて少し血がついていた
最初のコメントを投稿しよう!