113人が本棚に入れています
本棚に追加
「もぐもぐ…。」
僕は今、廊下で先生を待ってる途中。
僕は転校生で今日からレイアード魔法学園の生徒になるんだ。
先生が教室に入っていいって言うまであめ玉を舐めて待ってるの。
あにゅう…。
やっぱり苺味最高…。
「流架(ルカ)くん。おいで。」
クラウン先生がドアから顔を出して僕を呼ぶ。
クラウン先生は僕のクラスの担任の先生。
優しい人、僕は先生のこと好き。
あうっ!?
好きって変な意味じゃないですよ!
「流架くん?」
「は、はい!」
あにゅう~。
転校初日から失敗しちゃったよぅ…。
落ち込みながら、ドキドキしながら僕は教室に入った。
先生に続いて入って来た僕を皆が見てる…気がする。
視線が突き刺さるみたいで痛い…。
「転校生の流架・エレンくんです。皆、仲良くしてあげてね。」
やっぱりここは何か言わなきゃダメかな?
え~と…。
「よ…よろしくお願いします…。」
うぅ…。
緊張しちゃってこれぐらいしか言えない…。
でも、皆よろしくとか言ってくれてる…。
よかったぁ…!
最初のコメントを投稿しよう!