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先生に指定された席に座る。
窓際でお日さまぽかぽか…。
眠くなっちゃう…。
隣の席の人は短髪で僕と同じ黒い髪だった。
大人っぽい顔…うらやましい…。
あ!
挨拶しなきゃ。
「あ、あの…。」
「はい?」
あにゅう…。
声も大人っぽい…。
「よ…よろしくお願いします…。」
「はい。よろしくお願いしますね。」
にっこり笑ってそう言ってくれた。
また嬉しくなった。
それからは魔法学や社会とかの授業を受けた。
今、何時間目の授業だろう…。
四時間目…?
やったぁ!
次はご飯の時間だ。
この学園の食堂にはデザートが何種類あるかな?
あれこれ考えてたらチャイムが鳴った。
「流架くん。」
「は、はい!」
隣の席の人が声をかけてくれた。
なんだろう?
「よければ食堂への案内がてらに一緒に食べませんか?」
え…?
いいの…!?
三回目の嬉しいが胸に広がった。
「あ、はい。是非お願いします…。」
「それでは行きましょうか。あ…名前まだでしたね。僕は紫鳶 黒錵(しえん くろにえ)です。」
カッコいい名前!
黒錵さんには僕がうらやましく要素がいっぱいだ。
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