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さてと。
俺をバカ呼ばわりしたのはあの茶髪野郎か。
俺はバカ扱いが大嫌いなんだよな…。
いい根性してるぜ、フルボッコにしてやんよ。
「おい!そこのおまえら。」
口調が変わったことに奴ら唖然としてやがる。
いつ見てもこの顔おもしれぇな。
「貴方が流斗さんですか?」
お?
こいつは礼儀がなってるな。
感心感心。
黒髪に悪い奴なんていないんだよな、やっぱり。
「あぁ。そうだが?」
「魔法が得意なんですよね?だったら…。」
「だったら?」
「セイガくんとグランドで決闘、はどうですか?」
決闘か…。
おもしれぇじゃねぇか。
バカにされていらついてたしな!
「いいぜ。やってやんよ!」
「別にいいけどさー。グランド勝手に使っていいのか?」
「エナは学園長のお孫さんですし…なんとかしてくれますよ。」
そうなのか?
すげぇじゃねぇか、このエルフ。
「なんとか…。」
「ダメですか?エナ。」
「!!解った…解ったから、そんな切なげな目でオレを見るな。」
「さすがエナくん(はぁと」
「………!」
え?
は!?
なんだ?
この黒髪とエルフの間にある甘ったるいふいんき(なぜか変換出来ない)は!?
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