4月 出会い

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はじめの頃よか随分と 慣れた道のりを歩く。 高校に入ってから あっという間に1年 という月日が流れた。 そして高校生活2年目が 今日始まろうとしてる。 「こんな俺が2年生かぁ。」 たくさんの人が行き交う中ぼそりとつぶやいた。 でも内心2年に上がれて本当良かったと思っている。 なんせ俺は毎回のように 学年最下位をさ迷ってたから… 上がれたことが奇跡。 なんて言い過ぎでもない、 「良太、はよ~!」 「あっ翔也おはよっ!」 背中をぽんっといつものよう叩かく翔也はおれの親友。 「つか、俺ら2年に上がれて 本当良かったなー!」 「うん、どうなるかと 思っちゃってたよ!!」 そう、翔也もまた俺と 同じくらいの馬鹿だ…。 でも運動神経は抜群で 野球部に所属してエースでもあり、見た目も良く背も高くてかなりモテる。 厭味なほどに…。 それに比べて俺は 大の運動嫌いで 得意とするものが あまりない……。 あるとしたら料理くらいだ。 「あ~あ、モテてみたいなあ。」 「なに言ってんだよ。良太モテてるじゃねぇかよ!」 「はい?俺モテ要素ないし!!」 「いや、あるから。 例えば小さくて正直者でばか…」 「おい、それけなしてるだろ。」 「あはっバレた?」 こ、こいつムカツク!!! 親友のくせにっ!! 「俺の心はずたボロだ。」 まぢで泣けそう…。 「わりぃー!って冗談だよ。」 「どうだかな…。」 「おっ見ろよ!可愛い女子はっけーん!!」 こいつ話逸らしやがった!
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