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はじめの頃よか随分と
慣れた道のりを歩く。
高校に入ってから
あっという間に1年
という月日が流れた。
そして高校生活2年目が
今日始まろうとしてる。
「こんな俺が2年生かぁ。」
たくさんの人が行き交う中ぼそりとつぶやいた。
でも内心2年に上がれて本当良かったと思っている。
なんせ俺は毎回のように
学年最下位をさ迷ってたから…
上がれたことが奇跡。
なんて言い過ぎでもない、
「良太、はよ~!」
「あっ翔也おはよっ!」
背中をぽんっといつものよう叩かく翔也はおれの親友。
「つか、俺ら2年に上がれて
本当良かったなー!」
「うん、どうなるかと
思っちゃってたよ!!」
そう、翔也もまた俺と
同じくらいの馬鹿だ…。
でも運動神経は抜群で
野球部に所属してエースでもあり、見た目も良く背も高くてかなりモテる。
厭味なほどに…。
それに比べて俺は
大の運動嫌いで
得意とするものが
あまりない……。
あるとしたら料理くらいだ。
「あ~あ、モテてみたいなあ。」
「なに言ってんだよ。良太モテてるじゃねぇかよ!」
「はい?俺モテ要素ないし!!」
「いや、あるから。
例えば小さくて正直者でばか…」
「おい、それけなしてるだろ。」
「あはっバレた?」
こ、こいつムカツク!!!
親友のくせにっ!!
「俺の心はずたボロだ。」
まぢで泣けそう…。
「わりぃー!って冗談だよ。」
「どうだかな…。」
「おっ見ろよ!可愛い女子はっけーん!!」
こいつ話逸らしやがった!
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