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-好き。
それはふと芽生える感情。
それはなんだか心が温かくなる気持ち。
それは不安で苦しい気持ち。
その思いは日を増すごとに、その人を思い浮かべるたびに大きくなる。
その思いが増すほどに好きという感情を抑えられなくなる。
気が付けばその人に夢中になっている。
気が付けばいつもその人の事を見て、考えてる。
話がしたい。
一緒にいたい。
けど心が近づいていくに連れ、臆病になる。
嫌われたらどうしよう。
話をしてくれなくなったら、顔もあわしてくれなくなったら。
確かめるのが怖くて、不安で胸が押し潰されそうになる。
まだ思いも伝えてないのに。
何も始まってはいないのに。
どうしようもなく好きだから。
でも思いをよせるその人には好きな相手がいる。
好きって言うことで、困らせたくないから。
そうやって自分の気持ちを無理矢理抑え付ける。
それはとても苦しいこと、辛いこと。
人が人を好きになるのはいけないことじゃない、とてもすばらしいことなんだ。
たとえ叶わぬ恋だとしても、可能性だってある。
けど、どうしても無理なときは後悔しないようにすればいい。
いつか、氷がとけて水にかわるように、時間がたてば自然にいい思い出にすることができるはず。
次はもっといい人かもしれない。 今はその人への思いで悩み、苦しい日々を過ごしているけれど、涙のあとには笑顔が、笑いあえる時が待っている。
それを信じて、今は泣いてもいい。その気持ちが晴れるまで泣いていいんだ。
次の笑顔のために。
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