二 俺は芹沢が好きだよ

16/20
前へ
/688ページ
次へ
「わたしは信念がないから、新選組みたいに信念に生きてる集団の中に入ってみたい。それじゃ理由にならない?」 「・・・・・・・この芹沢鴨にそんな口聞ける女はお前くらいかもな。ふん。無知っていうのも悪くない。・・いいだろう、お前を新選組に迎えてやる。しかし、俺だけのの許可だけじゃ駄目だ」 「恵瑠・・・・」 由紀はありえないという表情で恵瑠を見つめた。呼んだ恵瑠の名前は震えて掠れていた。恵瑠は腰を抜かした由紀の手をそっと引く。
/688ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7743人が本棚に入れています
本棚に追加