三 沖田そーじ、そいつでいいや

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自分がどうしてここにいるのか、そんなことは知る由もなかった。それともこれはただの長い夢なのか、自分はもしかして重傷で生死を彷徨っているのだろうか。 それとも既に死んでしまっているのだろうか。タイムスリップなんて、そんなこと 「恵瑠、俺はお前の図々しさとお前の目に惹かれたんだ、お前が弱気でどうする。それとも今さら怖気づいたか?」 芹沢は鼻で笑うと鉄扇をぱちんと閉じて恵瑠の眼前に突きつけた 「見せてみろ、お前の覚悟を」
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