三 沖田そーじ、そいつでいいや

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「浅海くん・・・君は剣の心得があるのかい?・・えーと、総司は止めておいたほうがいい。やつは手加減を知らない。それに隊で1,2を争う腕前だ。新入隊士あたりで・・・・」 その言葉に恵瑠は機嫌を損ねたように近藤を睨んだ 「あのね、馬鹿にしてるのかなぁ?それじゃあ意味ないじゃん。わたしが何のために沖田そーしと試合したいって言ってるかわかってますか?強ければ強いほうがいいんです。最近は強い奴と手を合わせていないんだ」 近藤はポカンとして恵瑠を見た。仮にも局長をあんた呼ばわりした自分よりも幾つも年の離れた娘に自分が流されていることにハッとする
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