長い夢

三 沖田そーじ、そいつでいいや

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意外なことに芹沢が道着を持ってきてくれた。投げつけるように畳に転がす。

「・・・・芹沢さん、ありがとうございます」

「あ？」

「こんなに口添えしてくれるとは思わなかったし、鶴ちゃんは間違ってなかったのかもなぁ・・」

怪訝そうに芹沢は恵瑠を見た

「鶴？」

「腐れ縁で、わたしに入りもしない新選組の知識を与えてくれたお節介で馬鹿な七光りです」

芹沢は興味深そうに恵瑠の話を聞いた。