初めての夜。えっ、これって俗に言う初夜?

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気付けば時間は現在午後6時を少し過ぎていた。 「そろそろ夕御飯にしませんか?」 「そうだな。腹も減ってきたし」 「じゃぁ支度するから少し待ってて下さいね」 そう言って秋は立ち上がった。 「俺も手伝おうか?」 「ダメッ!お兄ちゃんは春と遊ぶの!」 そう言って俺に抱き着いてくる春は同い年とは思えない。 「こらっ!悠哉さんを困らせるようなことしないの!」 すかさず秋が止めに入る。 「まあまあ、そんなに怒らなくも…」 「そうだそうだ」 「…はぁ、春ばっかり甘やかして、ズルいですよ」 秋が文句を言っていたが最後の方は聞こえなかった。
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