プロローグ

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「しょうがないですね。悠哉さんもあまり春を甘やかさないで下さいね」 ニッコリと笑いかけてくる。 ボンッ!! 俺の顔は間違いなく真っ赤だろう。 なんだこの異常な可愛さは? 反則だろ。卑怯だろ。けしからんだろぉぉおぉぉお!! ゴホンッ すまない、取り乱したようだ。 しかし、秋の可愛さは異常だな。 これはもう神の領域だ。 などと考えていると。 「悠哉さん?」 おっと、いかんいかん。 あんまり見つめたから不審に思ったかな? 「どうされたんですか?その、そんなに見つめられて…」 なんか顔が赤いな。暑いのかな? 「ゴメンゴメン。なんでもないよ。それより暑くない?」 今は夏だからな。いくら家の中とはいえさすがに暑いかな? 「そんなことないですよ」 「ん、わかった。暑かったらいつでも言ってくれればいいから」 うーん、俺って紳士だな。 そしていろいろと話しをしている内に夜になっていた。
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