0人が本棚に入れています
本棚に追加
今、俺は今すぐに助けを呼びたい気分だ…
「竜也(たつや)…」
凛としている、声が心地よく耳元で聞こえる。
可愛い俺の彼女の声
「なんだ?凛…」
少し震えながら、愛しい(いとしい)人の名前を呼ぶ。
「今すぐ、ここでキスしなさい」
「はぁ?!」
「キスったらキスよ?しないと…どうなるかしら…」
凛がぷくっと頬を膨らましながら、わがままを言った。
可愛いよ…可愛いけどさ…
「あの…凛さん?ここがどこかわかりますか?」
「知ってるわよ」
苦笑いしている俺を見ながら、彼女がにっこりと笑いながら、こう言った。
「学校で教室でしょ?」
「凛さん、正解…だがな、場所を考えようか?」
「そんなの嫌よ」
スパッと彼女が言った。
負けじと俺がこう言った…
「恥ずかしくないのか?こんなみんながいる教室でキスなんて!!」
「恥ずかしくないわ。だって、竜也と一緒だもの…」
ふと、彼女を見たら頬を赤らめ、少し下を向いていた。
こんな所で、デレてもしょうがないと俺は思う。
最初のコメントを投稿しよう!