ソルト

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今、俺は今すぐに助けを呼びたい気分だ… 「竜也(たつや)…」 凛としている、声が心地よく耳元で聞こえる。 可愛い俺の彼女の声 「なんだ?凛…」 少し震えながら、愛しい(いとしい)人の名前を呼ぶ。 「今すぐ、ここでキスしなさい」 「はぁ?!」 「キスったらキスよ?しないと…どうなるかしら…」 凛がぷくっと頬を膨らましながら、わがままを言った。 可愛いよ…可愛いけどさ… 「あの…凛さん?ここがどこかわかりますか?」 「知ってるわよ」 苦笑いしている俺を見ながら、彼女がにっこりと笑いながら、こう言った。 「学校で教室でしょ?」 「凛さん、正解…だがな、場所を考えようか?」 「そんなの嫌よ」 スパッと彼女が言った。 負けじと俺がこう言った… 「恥ずかしくないのか?こんなみんながいる教室でキスなんて!!」 「恥ずかしくないわ。だって、竜也と一緒だもの…」 ふと、彼女を見たら頬を赤らめ、少し下を向いていた。 こんな所で、デレてもしょうがないと俺は思う。
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