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ジンからメモリースティックを返してもらい
キーボードと一緒に
スクールバックに仕舞う
ついでに携帯を取り出し時間を確認する
“13:24”
結構たったなぁ…
多分俺たちが学校でハッキング作業したのは学校側も満さんも気づいてるはずで…
これから
見張りが多くなる気がする
部屋にも監視カメラがつくんじゃねぇの?
…プライバシーないよな…
紗『ワトソン君…これあげる』
紗はジンにさっきハッキングした自分の情報をわたす
ジン『ぇ…でもこれって…?』
紗『日本での俺の情報だ…いるのか?いらないのか?』
紗は別に自分の情報を持ってたって仕方ないだろ?と付け足す
ジンはそれになるほどと頷いて受け取り4枚の紙にびっしり書かれた情報に目を通す
紗はそれを見てから今度は赤いメモリースティックを取り出し
またスティックをパソコンに差して立ち上げる
ーピィィイー
画面上に“オリジナルプログラムデータ削除”の文字が現れて自動で電源が落とされる
ジンの使っていた隣のパソコンでも同じ作業をする
この青・紫・赤の3つのメモリースティックのプログラムは紗が作っていて
青はデータ
紫はハッキング
赤は青と紫の痕跡を削除
常に持ち歩いているし無くさないように心がけている
一つでも他の人の手にわたったら大変だし
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