2716人が本棚に入れています
本棚に追加
入学式が終わって二週間が過ぎた。
とうとう今日は野球部入部の日。とは言ってもまだ朝練とかはないので叶太はいつも通りの時間帯に起き、制服に着替えた。
「お早う、叶太」
奈々子は既に起きていて、朝食を作っていた。リビングは味噌汁のいい香りが漂う。
「お早う、奈々姉」
「さあさあ、朝食できたから食べよ!」
奈々子の作った美味しそうな朝食がテーブルに置かれた。
「じゃあいただきます」
「いただきます」
二人は朝食を食べ始めた。
叶太は鮭の塩焼きを一口食べる。ちょうど良く焼けており、とても美味しい。
他の料理も美味しくいただき、全て食べ終えた。
「ご馳走様」
「はい! 叶太お弁当だよ!」
「ん、ありがとう」
叶太は弁当を受け取ると鞄に入れる。弁当が傾かないように、慎重に。
「じゃあ、早く学校行こっか」
「うん」
二人は、一緒に家を出た。
最初のコメントを投稿しよう!