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「あの~野球部の入部届を出しに来たんですが…」
「ん? 新入部員かな? じゃあ俺が預かろう」
三人は、入部届を体がかなり大きい先輩らしき人に渡した。
「俺が野球部キャプテンの中岸充だ! これからチームメートになる。よろしくな」
「「「よろしくお願いします!」」」
「じゃあそろそろ監督が来るから、外で待っていてくれ」
「「「はい!」」」
三人は部室を出た。すると、原がーー
「お、女の子がいるぜ! あの子も野球部入部すんのかな?」
原は一人男子の中に女子が混じっているのを見つけた。こういう時だけは凄い…
「マネージャー希望じゃないか?」
「いや、グローブを持っているから部員だな、かなり使いこなしているグローブだな」
叶太の言う通り彼女のグローブは原のミット同様、傷だらけでボロボロだった。
(多分あの女の子、野球上級者だ…)
少し待つと、監督らしき人が野球部部室までやって来た。
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