中間テスト

5/11
前へ
/525ページ
次へ
翌日、叶太と明は考えていた… 「誰か手伝ってくれる人いないかな…」 叶太は机に倒れ込む。まだあまり知り合いもいない、誰かいないものか… 「手伝ってくれるかわからんが、野球部で頭いい奴は知ってる」 「え! それ誰!?」 叶太はとっさに起き上がった。一人でも頭の良い人が手伝ってくれれば非常に助かる。 「坂本明菜だ。あいつ入試ほぼ満点だったらしい…」 「マジ?」 華空高校はこの地域の中で偏差値はいいほうだ。それをほぼ満点ということがかなり頭が良い事になる… 「ああ! でも関わりはないしどうやって誘うかが問題だ…」 明はそこが一番の不安だった。関わりもない他人に勉強を教えてもらえるのか… 「まあこのままだと何も始まらないしな…とりあえず頼みにいこうぜ! 坂本って何組?」 「確か…隣の二組だったはずだ」 「じゃあ急ごう」 二人は、二組の教室に向かった。
/525ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2716人が本棚に入れています
本棚に追加