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翌日、叶太と明は考えていた…
「誰か手伝ってくれる人いないかな…」
叶太は机に倒れ込む。まだあまり知り合いもいない、誰かいないものか…
「手伝ってくれるかわからんが、野球部で頭いい奴は知ってる」
「え! それ誰!?」
叶太はとっさに起き上がった。一人でも頭の良い人が手伝ってくれれば非常に助かる。
「坂本明菜だ。あいつ入試ほぼ満点だったらしい…」
「マジ?」
華空高校はこの地域の中で偏差値はいいほうだ。それをほぼ満点ということがかなり頭が良い事になる…
「ああ! でも関わりはないしどうやって誘うかが問題だ…」
明はそこが一番の不安だった。関わりもない他人に勉強を教えてもらえるのか…
「まあこのままだと何も始まらないしな…とりあえず頼みにいこうぜ! 坂本って何組?」
「確か…隣の二組だったはずだ」
「じゃあ急ごう」
二人は、二組の教室に向かった。
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