中間テスト

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「すまん!ちょっと遅れた…」 「大丈夫ですよ。じゃあ行きましょうか」 叶太と明菜は、一緒学校を出た。遠くから見ると、カップルに見える… 「ところで、原君ってどれぐらいのレベルなんですか?」 明菜が聞いてきた。原のレベルを聞いたら相当驚くであろう… 「酷いぞ…英語だったら代名詞を覚えていない」 「え…そんなに悪いんですか…」 さすがに明菜も原のレベルに驚く。これは驚かない方が可笑しいだろう… 「とりあえずテスト範囲を全部詰め込ませよう。それしかない…」 「確かにそれしかないですね…でもどうやって?」 「大丈夫だ、坂本が教えたら速攻で覚えるから」 叶太は明菜にそう言うと明菜は不思議そうに首を傾げる。 「どういう事ですか?」 「そのまんまの意味だ。大丈夫! 原ならすぐ覚えるからさ。さあ、家に着いたぞ」 「はい、じゃあお邪魔しますね」 二人は、叶太の家に入っていった。
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