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いきなりの提案に戸惑う私を残して、スタスタと歩いていく隆。
流石に、この間のは本当にマズかった。
義理とは言っても、弟で、しかもまだ中学生。
中学生に手を出してしまった…。
しかも弟。
何てことをしてるんだー、私は。
頭の中でぐるぐる回って、私は立ち止まる。
すると、いきなり隆は歩くのをやめ、スタスタとこっちに向かって来る。
腕を掴んで、
「あのさ、考えてることは大体わかるんだけど、仕様がないじゃん。兎に角、行くの?行かないの?」
私は圧倒されて
「行く。」
と戸惑いも忘れて反射的に答えた。
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