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この世界に首を突っ込んでから、もうかれこれ5年くらいが経つ。
最初は自らの復讐の為に、この仕事に手を染めた。
この仕事を通して、復讐相手の手掛かりが見つかれば、と思ったからだ。
俺の復讐相手……。
…俺の親友をことごとく、殺していったヤツ。
ただ、邪魔だったという理由で、ヤツは殺した。
今でも、ありありと思い浮かべることができる。
フードを被り、銀光りするチェーンが幾多もついた服。
漆黒のコートに似合う、ベレッタ。
この業界に首を突っ込んで、その通り名はすぐに知った。
それほど、有名な殺し屋らしい。
俺の復讐相手、
“黒髪の殺戮神”
というヤツは。
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