プロローグ

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・ ・ ・ さらに20分が経って― ピンポンパンポ~ン~ 「え~………刀夜君。仏の顔も三度までと言いますし、いい加減にギルドマスター室まで来てください。急いでっ!!」 ピンポンパンポ~ン~ 三度目になる放送が流れた。 放送の声の主は、少しお怒りのようだ。 しかし― 「………………………すぅー……………すぅー……んん………」 呼び出されている張本人は、寝返りをうつだけで、相変わらず起きる様子が微塵もなく、サラナル深い眠りに着こうとしていた。 ・ ・ ・ 最初の放送から計一時間が経過しようとしていた頃、四度目となる放送が流れた。
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