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「紹介が遅れたな。私は六道聖(ロクドウ ヒジリ)。中学二年生だ」
「私は橘みずき(タチバナ ミズキ)。中学三年生だよ~」
二人が、自己紹介をしてきたので、裕太も軽く自己紹介をした。
「俺は武村裕太。よろしく。勝負って?」
「私達と、一打席勝負をしてほしいんだ」
「俺はいいけど…どこでやるの?」
「ここの近くに河川敷があるんだ。そこで勝負しよ!」
「分かった。ちょっと待ってくれ。さっき使ったバットを拭きたいんでね…」
裕太は椅子に座り、布巾でバットを拭く。
「武村先輩のバット、ずいぶんボロボロだな…何年使ってるんだ?」
「まだ半年ぐらいしか使ってないよ。すぐボロボロになるんだ…よし、拭き終わった。行こうか。」
裕太は、バットをバットケースに入れて、肩に背負った。
三人は、バッティングセンターを後にして、河川敷に向かった。
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