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冬夜「もう分かってると思うけど俺は雪那の知ってる冬夜だ。夜行冬夜。」
俺が冬夜と言ったとたん雪那は泣き出してしまった
ってなんで雪那泣いてんの、俺なんかした悪いことした
そんなことを考えていると雪那が話し出した
雪那「お兄さま………ごめんなさい……」
冬夜「どうしたんだ雪那お前が謝ることなんてないぞ」
雪那「……お兄さまを……守れなかった…」
なんだそんなことか………
冬夜「お前が謝ることじゃないよ。雪那は俺を守ってくれた俺が死にかけたところをいつも必死になって治してくれただろ雪那…お前が謝ることじゃない俺がお礼を言わなきゃならないんだ
助けてくれてありがとう」
俺は本心を全てさらけ出した。今まで言いたかった事をすべて
雪那「……お兄さま……父上と母上を………恨んでいますか……」
やっぱりその話しになっちまったかはぁ
冬夜「俺は豪夜達を絶対に許さない」
白波さんに約束しちまったから雪那に話せるのはここまでだな
しかし雪那は衝撃的なことを言い出した
「…お兄さま……母上だけは許して……くれませんか………
…母上は今……とても後悔しています……お願い…します……母上だけは……」
雪那からの衝撃的な一言、それは俺を夜行冬夜のこれまでの怨みをすべて否定した
冬夜「雪那、お前はあの地獄の二年間を知ってるんだろう俺はあいつらを許さない
何があろうとも」
雪那「そうですか………」
そのあと少しの沈黙があったが二人は寮に帰っていった
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