第一章:1000の罪と代価

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夜の街。 ネオンが美しく輝くとは裏腹に、不良達の戯れが映る。 「てめぇふざけんなよっ!!」 「やんのかカス」 ドカッバキッ… 不良達が喧嘩をしている。 殴り合っているのは二人。 周りでお互いの連れが群がっていた。 「ぐはっ…お、覚えてろよっ…!!」 「兄貴…っ大丈夫スか?!」 決着はあっさりと着き、やられた方は撤収して行った。 「祐さんに勝とうなんて一生出来る訳ねぇっスよね!!」 「…」 青いメッシュを入れた一人がそう言った。 祐さん… そう。 祐さんこと祐希は、この暴力団のリーダーだ。
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