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バキッ…
「ぐぁ…ぅ…」
中年のサラリーマンをひたすら蹴り飛ばした後、祐希はゆっくりとしゃがみ込んだ。
「オッサン。アンタの金、有り難く使わせてもらうよ」
祐希はそう言ってサラリーマンの内ポケットから財布を抜いた。
そして、中から札を取り出す。
「…んだ2万かよ。使えねーなっ!!」
ドカッ!!
祐希は最後にそのサラリーマンを蹴り飛ばし、歩き出す。
『暴力、強盗。犯罪カウント…1000到達。これより処罰を実行します。』
天使がメモを取り、ノートを閉じる。
片手に長いチェーンを出し、ゆっくりと下降した。
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