第三章:真っ赤な悪魔

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「あーい☆」 全員の目に映ったのは、笑顔で喜んでいる柚衣の姿。 そして、その柚衣を抱き歩いてくる少年…。 「坊主っ!!」 「ゆ、柚衣っっっ!!」 数名が祐希達に駆け寄った。 そして、真理亜も。 「ゆいーっ!!」 祐希は母親に柚衣を渡した。 と同時に、祐希の体が崩れ落ちる。 「祐希っ!!」 それを真理亜が受け止めた。 「ありがとう!!本当にありがとう!!ああっ…柚衣!!」 母親が柚衣を抱き締めながら言った。 すると、祐希の体が光出す。 「カウントが…」 眩い光は一瞬にして消える。 「どうだ…クソアマ」 先程より成長した祐希が、自慢気に言ってきた。 カウントが、206にまで上がっていた。 「…見直したわ」 小さく笑って真理亜は答える。
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