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「あーい☆」
全員の目に映ったのは、笑顔で喜んでいる柚衣の姿。
そして、その柚衣を抱き歩いてくる少年…。
「坊主っ!!」
「ゆ、柚衣っっっ!!」
数名が祐希達に駆け寄った。
そして、真理亜も。
「ゆいーっ!!」
祐希は母親に柚衣を渡した。
と同時に、祐希の体が崩れ落ちる。
「祐希っ!!」
それを真理亜が受け止めた。
「ありがとう!!本当にありがとう!!ああっ…柚衣!!」
母親が柚衣を抱き締めながら言った。
すると、祐希の体が光出す。
「カウントが…」
眩い光は一瞬にして消える。
「どうだ…クソアマ」
先程より成長した祐希が、自慢気に言ってきた。
カウントが、206にまで上がっていた。
「…見直したわ」
小さく笑って真理亜は答える。
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