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「あ…君が、祐希君?」
「…」
祐希はぽかんと来た人物を見上げる。
少し長めの茶色い髪に澄んだエメラルドの瞳。
ハーフか…?
年齢的には、13才くらいに見える。
「祐希君…ですよね?」
「…そー、だけど」
祐希は体温計を咥えたまま返す。
「僕、さっきの火事現場で祐希君の事見てたんです!!凄く格好良かったです!!」
「…」
「だから、祐希君みたいに人を助けれるように…僕を鍛えてもらえませんか?」
「…は?」
急に入ってきたかと思ったら…
鍛えろだと?
何様だお前。
誰に向かって口聞いてるか分かってんのか。
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