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「僕も地球から来た罪人で…カウントが今422なんです。でも最近全くカウント増えなくて。僕って消極的だから全然出来なくて…」
知らねぇしそんなん。
俺に言うなよ。
それに部屋に入ってきた時点で結構積極的じゃね?
「きっと祐希君なら、僕を変えてくれるだろうと思って…」
初対面で言うセリフか。
あー…頭痛ぇ。
「駄目…ですか?」
「…」
祐希はクイクイと咥えた体温計を動かす。
額から横に汗が流れた。
めんどくせぇ。
ただでさえクソアマがうっとおしいのに。
まぁカウントの手助けで居る訳だから良いとして。
コイツはどうだ…。
邪魔者が増えるだけじゃねぇか。
誰がこんなヤツ…
ポトッと体温計が布団に落ちた。
「ゆっ祐希君…?!」
「ハァ…ハァ…っ」
風邪って自力で治すとなると厄介だ…。
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