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祐希が眠って数分、海翔はそのまま正座していた。
そっと祐希の手首を持ち上げ、カウントを見る。
まだ206…
だから体がこんなに小さいんだ…。
髪に赤いメッシュが入っている。
だがその赤はかなり薄い。
幼児化した影響で色あせたのか…。
不良…みたいだ。
外見は。
だけど祐希君は不良とはどこか違う―…
不良なのに不良じゃないような…
「ただいまー!!祐希ー!!」
「っ!!」
突然ドアが開き、海翔はドキッとした。
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