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「あー少し濡れたぁ。雨降ってるから止めときゃ良かった…」
真理亜がブツブツ呟きながら祐希の元へとやって来る。
「…」
パッと顔を上げると、記憶にない顔ぶれが一名…。
眠る祐希の前で男の子が正座していた。
「アンタ…誰?」
真理亜は近くにあったタオルで髪を拭きながら海翔に聞いた。
「僕、海翔って言います!海に飛ぶって書いて、海翔」
「かいとぉ~?」
「あ、はいっ!それで今日…」
海翔は祐希に話した事と全く同じように説明する。
もちろん祐希の許可を得た事も。
真理亜は海翔の前であぐらをかいて話を聞いていた。
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